山西歯科
5.失敗しないインプラント治療の受け方
インプラントにトラブルは生じないの?
一番多いトラブルは埋入時に下顎の神経を傷つけたり、インプラントが下歯槽神経に近いため知覚異常が生じたりする場合です。知覚異常は短い場合で6ヵ月、長い場合で7〜8年。神経を切断してしまった場合は半永久的に知覚異常は残存することになります。他には手術時のミス、インプラントの本数が少ないことによるインプランとへの負担荷重などにより長期保存が難しい場合があります。(半年〜2年でだめになる可能性も有ります。)
それでも再度行うときは全額がかかる医院もあります。
簡単に見えるインプラント手術にもこれだけのトラブルがありますから注意が必要です。
下記は患者様から頂戴したお悩み相談です。
Q1. 即時負荷インプラントとは?
A. 即時負荷インプラントとは、インプラントを埋入してすぐに仮歯を入れて噛むことができるインプラントのことです。ただし、骨質が良く長めのインプラントが埋入できるなどの症例を選んだ方が良いでしょう。もちろん2週間〜1ヵ月位たってから仮歯を入れるという方法も出来ます。当院で使用するのはノーベルバイオケア社製のノーベルスピーディです。
Q2. 即時負荷インプラントと遅延負荷インプラントはどう違うのですか?
A. 即時負荷インプラントとはQ1の通りすぐに仮歯を入れて噛むことができ、また1ヵ月位たってから仮歯を入れることも出来ます。遅延負荷インプラントとは2〜3ヵ月たってから仮歯を入れて負荷をかける方法です。埋入方法も違います。即時負荷対応のインプラントはまだ少ないですが、当医院で使用しているのはノーベルバイオケア社製のノーベルスピーディです。
Q3. インプラントを植立後、下唇の麻痺が起きているのですが・・・
A. インプラント植立の際、ドリルで骨を削る際、神経を傷つけたりすると麻痺が残ったりします。
術前にX線で正確に神経の通っている位置を確認して判断すれば、そういう問題はまず起こりません。
麻痺が何年も続くようですと、医療訴訟問題にもなります。
Q4.
インプラントを植立をしてから一ヶ月以内で抜けてきたんですが、こういう事は起こりうるのでしょうか?
A.ほとんど起こりません。
起こるとしたら、細菌感染や術者の技量の問題による、初期のインプラントの固定が出来ていなかったと思います。
細菌感染や初期のインプラントの固定ができなくて、再度やり直していては患者さんも大変です。
消毒を頻繁にするとか、初期のインプラントの固定を確実にすれば、まず問題ありません。
そのような歯科医院はインプラントのことはよく理解していなく、根本的な治療がだめなわけです。
それに、そういう自然に抜けてくる例もあるわけですから、たとえ残りのインプラントはうまくいったとしても、長期的な使用は無理で2〜3年で抜けてくる可能性が大といえます。
それでいて、仮にインプラントの数をたくさんやっているのであれば、恐ろしい事だと思います。
正しい方法でインプラントを行えばそういう事は起こらず、大部分は10年以上もちます。
Q4
増骨と同時にインプラントをしたんですが、うまくいかなかったのですが・・・
A.インプラントの術者の技量の問題とこのような難しいところにインプラントを行ったことによる判断ミスといえます。
インプラント医は自分の技量に合わせてインプラント手術を行うべきで、技量を超える難しい症例をするからこういう問題が起きます。
再度やり直すのは、患者さんにとっても時間的、精神的苦痛を伴うものです。
増骨するような難しいインプラントの植立でも成功率が98%以上(100本すれば98本以上)いくのが普通です。
Q5.
下の奥歯のブリッジが痛んできたので真ん中にインプラントを入れて補強しようとしたら、奥歯が痛んでいて抜歯しました。はじめはインプラント1本でしたが2本の方がいいと言うのでその日のうちに1本追加しました。痛みが25日も続いています。その間に残りのもう1本の歯も抜きました。抗生剤で薬疹がでるのでクラリス錠200mgを3日分飲んでその後は痛み止めで頑張っていました。炎症がひどくなってきたのでまた抗生剤を3日分のみました。その後アフタゾロンを頂きましたが付けにくいので、ペリオフィール軟膏をいただきました。この軟膏をつけたあとジンジン痛みを感じるようなきがします。もうどこが痛いのかわからないくらいです。
先生は、インプラントは大丈夫と言いますが、この先不安です。痛み止めで頑張って大丈夫でしょうか。今では痛み止めもだんだん効かなくなっています。ITIインプラントで、先生はもうすぐ仮歯をいれると言っています。その方が炎症が治まるかもしれないと言うのです。大丈夫でしょうか。私の薬疹がでる抗生剤は、エリカナールカプセル250とケフラールです。先生は当初からペリオフィールを使っていましたが、この抗生剤で大丈夫でしょうか?
A.インプラントを入れて痛みが25日も続いているとの事ですが、インプラントを入れて25日痛みが続くのはまず失敗と考えられます。したがって、仮歯を入れるとよけいに痛みが増しますので、他医院でインプラント部を診査して撤去した方がいいかもしれません。撤去するのは骨との結合が強くなる前の早いほうがいいと思います。
Q6
ホームページ上でもインプラントをしている歯科医院がたくさんのっていますが、どういう基準で選べばいいですか?
A.まずは自宅からなるべく近い所がいいと思います。
消毒とかを頻繁にできますから、次にあまりインプラントの数をたくさんしている医院は避けた方がいいと思います。
インプラントは植立手術と土台の装着を2回に分けてします。なおかつ、開業医では一般治療の合間でインプラントをしますから、あまりインプラントの数が多い歯科医院ではどうしても一人に対する時間(診断、手術、アフター)が少なくなります。そうすると、自然と失敗率が上がります。
一人のドクターで一週間に2〜3人、本数で一ヶ月平均20本位が限界といえます。以上のことをよく考えて選んだ方がいいと思います。
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