即時埋入か待時埋入か

当院で主に使用しているインプラントはノーベルバイオケア社製のスピーディーインプラントとアクティブインプラントです。症例によっては表面がHA(ハイドロキシ・アパタイト)コーティングされているジンマー社製のインプラントを使用します。抜歯と同時にインプラントを埋入する方法は即時埋入といい、抜歯をしてから数か月してから埋入する方法を待時埋入といいます。即時埋入にはインプラントだけ埋入して仮歯をとなりの歯と接着する方法(主に前歯部)とインプラントにアバットメント(土台)を装着して仮歯まで装着する即時埋入即時負荷があります。即時埋入即時負荷には適したインプラントと適さないインプラントがあります。

当院で使用しているノーベルバイオケア社製のインプラントは適したインプラントと言えます。しかし、即時負荷させるにはインプラントと骨との結合の強さが35N以上なければできません。そのためには抜歯した部位では長めのインプラントを埋入しなければなりません。当院では6年間この方法を行っておりますが、1度もトラブル(感染、インプラントの撤去など)がありません。仮歯をとなりの歯と接着する方法ですと、仮歯が外れてくる場合もありますが、この方法ですとその心配はありません。待時埋入にもメリットはあります。抜歯してからソケットブリザベーションといって、抜歯窩に骨補填材を填入して、骨幅の減少を抑制し、骨の形成を推進したりします。そして、3~4か月待ってインプラントを埋入します。この方法ですと、即時埋入即時負荷ほどの長いインプラントを埋入する必要はありません。10~12mmで十分です。そして、上部構造装着まで2~3か月待ちます。

当院では即時埋入即時負荷を行うのは前歯部から小臼歯にかけて適応となる症例です。​大臼歯部では行いません。症例により術式、インプラントを選択するのが大事と言えます。

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